サプリメント、プロテインなど、真面目に登山していると、パフォーマンスを上げるために買わなければならない、いわゆる「栄養補助食品」が多くなりますよね。普段使いのサプリメント、プロテインから、行動食用のアミノバイタル、VAAM。マニアックな人はMCTとか使っているかもしれません。
では、そのサプリたち、どこで買ってますか?登山専門店?ドラッグストア?Amazon?楽天?
今回は、サプリ個人輸入歴20年の私が買っている3つのサイトを紹介します。慣れてくると商品ラインアップを考えても価格を考えても、海外サイトを利用しないなんて考えられません。
もしかしたら、今買っているようなものでも、海外からの個人輸入でお得に変えるモノがあるかもしれませんよ。
海外個人輸入のメリット
海外から個人輸入するメリットは、まず安く買えることです。モノによっては。日本のAmazonなんかも並行輸入品が扱われていたりして、大分安くなりましたが、それでもモノによってはかなり価格差があります。
例えば、登山でよく使うBCAA(分岐差アミノ酸)で比べてみましょう。BCAAは粉だと壊滅的にまずいので、カプセル/顆粒で。
BCAAの価格比較
ブランド | アスチリア | アミノバイタルプロ | Myprotein | on megasize | vitacost |
販売サイト | Amazon | Amazon | Myprotein | iherb | vitacost |
価格 | 2,980 | 3,819 | 2,890 | 1,724 | 1,722 |
アミノ酸含有量計 | 148.5 | 108 | 180 | 100 | 240 |
アミノ酸1g単価 | 20.1 | 35.4 | 16.1 | 17.2 | 7.2 |
とりあえずレートは113円で計算しています。それにしてもvitacostのプライベートブランド安すぎ。
上記は日本のAmazonで日本のブランドっぽいものを選びましたが、日本のAmazonでon-megasizeがおそらく並行輸入品で売っていて、送料込み1,799円だったりするので、こういう申し込み方もありでしょう。ただ、いずれにせよ海外直送便だし、iHerbは日本語使えるしなので、大差ないと考え、iHerbだけ掲載しています。
BCAAだけだと恣意的に価格差があるものを摂ってきたと思う人もいるかもしれません。
プロテインも比べてみましょう。
WPC(ホエイプロテインコンセントレート)の価格比較
ブランド | ザバス ホエイプロテイン | バルク ホエイプロテイン ナチュラル | Inpact ホエイ |
販売サイト | amazon | amazon | My protein |
価格 | 3,925 | 1,980 | 12,090 |
容量(g) | 1,000 | 1,000 | 5,000 |
1gあたりの価格 | 3.9 | 2.0 | 2.4 |
お、意外と日本のAmazonで買うのが安い、と思ったのですが、これは、世界のスタンダードがホエイプロテインアイソレートという、タンパク質以外のほぼ全ての成分が除去された高濃度ホエイタンパク製法で作られたものだから。アイソレートのほうが、吸収が早く、乳糖耐性のない人でも大丈夫。せっかく飲むならアイソレートの一択です。と、言うわけでWPIの比較。
WPI(ホエイプロテインアイソレート)の価格比較
ブランド | バルクスポーツ Iso pro | Gold Standard | Gold Standard | MusclePharm | California Gold Nutrition | Impact ホエイ アイソレート |
販売サイト | amazon | amazon(定期お得便) | vitacost | vitacost | iHerb | Myprotein |
価格 | 2,961 | 4,442 | 12,655 | 12,101 | 5,408 | 16,090 |
容量(g) | 1,000 | 907 | 4,536 | 4,536 | 2,270 | 5,000 |
1gあたりの価格 | 3.0 | 4.9 | 2.8 | 2.7 | 2.4 | 3.2 |
Gold Standardは世界で一番売れているプロテインパウダーです。WPIにBCAA、グルタミンなどが含まれていて、内容的にもほぼ完璧です。それが一番安い。もっと安いのを探すならiHerbでしか買えないCalifornia Gold Nutritionでもいい。ちょっとでもお得に買うなら、これらの海外サイトを利用しない手はないでしょう。
海外個人輸入で気を付けなければならないこと
海外個人輸入となりますので、注意点もあります。主に3つ。
送料がかかる
海外からの送料は、様々ですが、例えば先日私がvitacostで買った明細がこんな感じ。
いつも大体10-15ドルくらいの送料がかかります。なので、少量買うのであれば、日本のamazonで並行輸入品などを探すほうが安い場合もあります。
届くまでに時間がかかる
届くまでの時間は大体2週間ぐらい。遅いときは1か月近くかかったりします。それぞれのサイトで追跡できますので、自分のパッケージがアメリカのどの町にあるかとか、アメリカのサイトで買ったのにドイツにあったりとか、グローバルを体感できます(違。すぐに欲しい人は向きません。
関税がかかることがある
これまでの経験上、160ドルぐらいを境に関税がかかることがあります。
送料がかかるので、できる限りまとめ買いをしたいわけですが、関税の問題で、私は毎回100-160ドルの購入になっています。
昔は、関税のために商品明細を小さく書いてくれるサイトもあったりしましたが、今は結構みんな合法的にやっているみたいです。
180ドル以上買っても関税かからないこともありますが、160ドル以下で関税がかかったことはありません。なので、私は自分ルールとして、1回の発注を160ドル以下に抑えて、価格に送料10%上乗せして考えるようにしています。
キャンペーンが分かりにくい
MyProteinが頻繁に割引キャンペーンやっていたり、vitacostではPromo Pocketというページで割引コードの配布があったり、BOGO(Buy One Get One Freeの略。1つ買うと1つ無料でついてくる)があったり、各サイト頻繁に割引キャンペーンやっていますが、本当にお得なのか、次回のキャンペーンのほうが安いんじゃないかとか思って、非常にわかりにくいです。
まぁ、もともと安いので、キャンペーンはおまけぐらいに考えています。
では、使っている3つのサイトを紹介します。
日本語でアメリカのサプリが買える「iHerb.com」
日本語でアメリカのサプリメントを個人輸入できる数少ないサイトです。商品数も多いので、大概の人はiherbだけで大丈夫なのではないでしょうか。
プロテイン、サプリメントから、日常使いの化粧品類までかなりの商品を網羅しています。
また、楽天Rebates 経由で購入することにより、楽天ポイントもためることができます。
英語だけどそれほど難しくない。プライベートブランドが安くて充実「vitacost.com」
私が一番多く使っているサイトです。英語のハードルはありますが、そのハードルさえ越えられればかなりのメリットがあります。
まず、PB(プライベートブランド)がかなり安い。そして、欲しいと思った商品にはほとんどPBがあります。iHerbもiHerbブランドがありますが、商品群の多さはvitacostに軍配が上がります。
vitacostもMr rebates というサイト経由で購入することにより、paypal経由のキャッシュバックが受けられます。
日本語で買えるプロテイン専門の欧州ブランド「MyProtein」
超新星のようにして現れたヨーロッパのサイトです。
MyProteinの特長は、日本語で買えることと、すべてマイプロテインブランドであること、プロテインというぐらいで、アスリート的なサプリメント・補助食品が多いことです。
上記の表のとおり、WPCでよければバルクスポーツでいいですし、WPIを買うなら、Gold Standardでいいことになります。ただ、キャンペーンが多いのと、8500円以上での送料無料を使うと一番お得に買えることがあります。
私は、売っているところが少ない、カゼインプロテインとグルタミン、ベータアラニンのパウダーなんかを買っています。
まとめ
- モノによってはかなりお得なので、海外サイト経由の個人輸入は活用したほうがいい
- 買うときは、送料、関税を考えて1回の注文を160ドル程度に
- 届くまでは気長に待とう
- 日本語がいい人はiHerb、英語も抵抗がない人はvitacost、あとはMyproteinのキャンペーンを確認
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